トヨタ・ヴィッツ【1】

コンパクトカーの定番として発売当時から君臨し続けているヴィッツ。

先代までの「女性目線」を意識したデザインから、男性の要求にも応えるべくエッジの効いたデザインにモデルチェンジされました。

男性が乗っても違和感ない仕上がりとなっている3代目は、CD値(空気抵抗係数)0.285を実現したものになっています。

後部座席の居住空間の良さは、ハイクラスなコンパクトカーを意識させ、トランクの奥行きや床下収納の機能性も、充分に配慮されているという印象がもてます。

特徴は?

平均月販売台数は8460台。

同社のコンパクトハイブリットアクアに遠く及びませんが、小回り性能の良さは優っているという印象です。

ドライビングポジションの自然さもあることから、走りの満足度が得られるものです。

ヴィッツ最良の燃費性能は、常時噛み合い式スターターを採用したスマートストップ装着車によって実現されています。

停車してからのエンジンストップの判断が非常に敏速で、再起動も半端無く早い。

これがスターターの吸収作動を省いたことで得られた利点でしょう。

初代より、地道にアイドリングストップ車を追い求めた結果だと思われます。

とはいえこの常時噛み合い式スターターの採用による影響なのか、発進時にブレーキ残圧が残っているような違和感があります。

せっかくの再起動の速さが発進時のもたつきで、若干「有り難さが半減する」のが残念の極み。

バッテリーが85というところも、かなりの重さと高額になりかねないといった視点から、女性向きではないという感がしないでもありません。

どの方向に向かうのかはわかりませんが現時点では男性向け女性向けという観点において、少々中途半端という印象が歪めないものとなっています。

1.3Lのスマートストップパッケージのグレードによるものですが、スマートストップ非装着車との価格

は6万円。

JC08モードによる燃費差は1.2L(通常17.0?21.8l)ということです。

微妙といえば微妙ですが、売れ筋グレードは136万円前後(エコカー減税50%)と求めやすい価格帯であることから、アイドリングストップは必須装備と受け止めるべきでしょう。

減税割合や燃費面などの不満材料は、今後の課題となりそうです。